己書 イロドリ道場  堀彩香

Interviewee

恵那市明智町で行われた【スーク市withDOG】にて出店されていた己書(おのれしょ)のワークショップに参加しました。己書って何?というところから、十月から活動を始められた彩香さんと己書との出会い。そしてこれからの活動のアレコレを伺いました。

「己書」のこと教えて下さい

「己書の読み方は(おのれしょ)と読みます。自分だけの書という意味です。己書の書き方には簡単なコツはありますが、絶対こうしなければいけないなどというルールはありません。書き方や文字の書き順にとらわれることなく、自分が思うがままパズルのように自由に筆を走らせます。自分の世界観を楽しく表現する新感覚の書、それが己書です。」

今は直筆が減って筆ペンを使う機会も減ってきていると思います。私も挑戦してみましたが思いのほかすぐに書けてしまい、自分の“ありがとう”の文字に気持ちが乗せられたことに嬉しくなりました。この“ありがとう”のカードを誰かに渡したい気持ちが膨らみます。

己書を習うきっかけと自分の道場を開く経緯を教えて下さい

「二年前ポップ作りを依頼されたのをきっかけに己書に興味を持ちました。もともと小さい頃から絵を描くことが好きだったのもあって。母の紹介で金山まで通った教室で、先生と同じように書けなくて、どうしたらこんな風に書けるんだろう?って思ったんですね。その時先生から、自分の好きなように描いていいんだよって言われました。己書はルールがないので真似をしようとしなくていいし、自分の好きなようにやったらいいんだよ。と言われてどんどん惹かれていきました。思うように描けるようになった時、師範になる為に中津川の中島先生に弟子入りをし、この道を進みたいと思うようになりました。」

これからの活動はどんな想いがありますか?

今、拠点づくりの真っ只中です。岩村の自宅敷地内の車庫を教室に改装中なんです。令和六年の一月には完成予定ですけど、新しくできた拠点を、地域のよりどころにしたいです。そうと決めたら今まで地域との繋がりはそんなになかったんですが、城下町を歩いたり、入ったことのないお店に入ったりするようになりました。自分から地域と関わるようになると、新しい発見があります。地域の方に、こういうことやっていますって挨拶するとイベントに誘っていただけたりします。

そしてやっぱり一番は、己書を広めたいという思いがありますね。まだ知らない方がほとんどなので知ってもらう活動をしたいです。体験していただくと『字を書くのに自信がなかったのに私でもできて感動した。』と言ってもらえるのが嬉しいです。」

スマートフォン一台で何でも出来てしまう今だからこそ、自分しか描けない書に魅力を感じます。情報過多の現代にデジタルデトックスをして、自分から出てくる気持ちに向き合える時間だと思います。デジタルでは表現できない事の価値が求められているのを感じます。今年の年賀状は手描きで挑戦してみたいと思いました。

拠点の名称を【イロドリ道場】にした由来は、ご自身のお名前から漢字を取っていること。そして参加される方の日々の彩りを添えられたらという思いがあるようです。そして新しい拠点は、岩村城下町ならではの付加価値も見つけられるかもしれません。この道で生きていくと決めた二十八歳の今後に、期待と応援でいっぱいになりました。

wenayui は恵那、中津川に移住定住して下さった人々のなりわいに感謝したい、応援したいというおもいがあります。また、ここで産まれた人々、今は他の土地に根差し活躍している人々の紹介。スタートアップでこれからこんなことしていきたい!応援して欲しい!熱いおもいを伝える人々の場所としたいとスタートしました。 そんな私たちも応援して頂いています。この循環が大きくなってこの土地が豊かになりますように。次のクールの支援も始めました。シェアして頂けたら嬉しいです。

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