東京、世界を巡り中津川に帰省した前田一輝さんが経験からつくりあげた人生観

寄稿

薬剤師が作るハーブティー専門家 Jasper Green 前田一輝

「綺麗」なものを見るとどうして人の心は変化するのでしょうか?

山や川などの自然、建物、芸術…心を動かす場所は世界中の至るところに存在します。

旅先の街並みや何気ないポスター、カラフルな案内板ですら綺麗と感じることがあるはずです。

人によって「綺麗」と感じるものは違うかもしれませんが、美しいものを見たとき、私たちの心はどこか落ち着き、時に新たな意欲を呼び起こします。

ピンク色の湖、レインボーカラーの山々、緑色に輝く洞窟…。

アメリカ•イエローストーン国立公園にあるグランド・プリズマティック・スプリング

虹色に輝くその泉は、まるで物語の一部を切り取ったかのような幻想的な美しさが息づいていました。

こんなふうに、いつもと違う景色に出会うと、私たちの脳は活発に働き、「すごい」「楽しい」といった感情が生まれます。

さらに、目に映るものや耳に入る音、肌で感じる風など、五感を通して得る刺激は心を高揚させ、不安をふと消し去ることがあります。

また、人は 規則的に並んだもの、対称的なものに「美しさ」を感じやすい と言われています。

それは、心地よい驚きと快感をもたらし、私たちの心を満たしてくれるのかもしれません。

近くにある「綺麗」ほど、見つけにくい

長い時間を経て、ふと帰ってきた場所…

変わっていないはずの風景が、まるで別世界のように輝いて見えることがあります。

私も10年ぶりに帰った中津川の景色に、思わず息をのんだことがありました。

離れるまでは当たり前だった目の前の恵那山、力強い山々の色彩、何気ない日本家屋、空を横切る電線の配置。

すべてが、どんな有名な場所よりも綺麗に輝いて見えたのです。

日常の中では当たり前になっていた風景も、視点を変えればまったく違って見える。

それに気づいたとき、心の中に静かに響く感動が生まれました。

もし、今いる場所の景色を「綺麗」と思えなくなっていたら、少し遠くへ出かけてみるのもいいかもしれません。

旅先で新しい美しさに触れたあと、帰ってきたときに気づく、すぐそばにあった大切な風景

そんなふうに、見慣れた世界が驚くほど素敵に感じる瞬間があるのではないでしょうか。

次にあなたが綺麗を感じるのは、どこですか?

美しい景色は、旅先にだけあるものではありません。

遠くへ行くことで気づく、すぐそばにあった「綺麗」。

もしかすると、あなたの“大切なもの”は、意外とすぐ近くにあるのかもしれません。

【恵那山のふもとからの寄稿】は恵那、中津川に移住定住して下さった人々のなりわいに感謝したい、応援したいというおもいがあります。また、ここで産まれた人々、今は他の土地に根差し活躍している人々の紹介。スタートアップでこれからこんなことしていきたい!応援して欲しい!熱いおもいを伝える人々の場所としたいとスタートしました。 そんな私たちも応援して頂いています。この循環が大きくなってこの土地が豊かになりますように。次のクールの支援も始めました。シェアして頂けたら嬉しいです。

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